投資信託のおすすめランキングを見る前に知るべき注意点

投資信託のおすすめランキングを見る前に知っておきたい注意点を初心者向けに解説。人気や成績だけで選ばず、手数料やリスクを見る考え方を紹介します。
この記事でわかること
- ✔投資信託のランキングは参考になるが、そのまま買う理由にはならない
- ✔ランキング上位の商品は直近の成績や人気で目立っている場合がある
- ✔初心者は投資対象・信託報酬・リスクを確認してから選ぶことが大切
- ✔似た商品を何本も買うと、分散しているつもりで中身が重複することがある
- ✔NISAで買う場合も、長期で持てる商品かどうかを基準に判断したい
結論:ランキングは参考程度にして、中身を見て選ぶ
投資信託のおすすめランキングは、商品を探すきっかけとしては便利です。
しかし、ランキング上位だからといって、自分に合う投資信託とは限りません。人気がある商品、直近で値上がりした商品、販売会社が紹介しやすい商品が目立っている場合もあります。
初心者が投資信託を選ぶときは、ランキングの順位よりも、投資対象、信託報酬、純資産総額、リスク、NISAで長期保有しやすいかを確認することが大切です。
ランキングは入口として使い、最終的な判断は自分の目的と続けやすさで決めましょう。
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投資信託ランキングはなぜ便利に見える?
投資信託は商品数が多く、初心者にとってはどれを見ればよいかわかりにくいです。
そのため、ランキング形式で並んでいると、上位の商品を選べばよいように感じやすくなります。
特にNISAを始めたばかりの人は、失敗したくない気持ちが強いため、人気商品やおすすめ商品に安心感を持ちやすいです。
もちろん、ランキングは悪いものではありません。多くの人が買っている商品や、注目されている商品を知る手段としては役立ちます。
- 商品数が多い中で候補を探しやすい
- 人気商品を把握しやすい
- 証券会社ごとの売れ筋を見られる
- 比較の入口として使いやすい
注意点1:ランキングの基準はサイトによって違う
投資信託ランキングは、どの基準で並んでいるかによって意味が変わります。
販売金額ランキング、買付件数ランキング、値上がり率ランキング、純資産総額ランキングなど、ランキングにはいろいろな種類があります。
たとえば、値上がり率ランキングの上位商品は、直近で大きく上がった商品です。ただし、今後も上がり続けるとは限りません。
買付件数ランキングの上位商品は、多くの人が買っている商品ですが、多くの人に人気だから自分にも合うとは限りません。
- 販売金額ランキング
- 買付件数ランキング
- 値上がり率ランキング
- 純資産総額ランキング
- NISA対象商品のランキング
注意点2:直近の成績がよい商品は目立ちやすい
ランキングでは、直近の成績がよい投資信託が目立つことがあります。
しかし、過去の成績がよかったからといって、今後も同じように上がるとは限りません。
たとえば、特定のテーマや業種に集中した投資信託は、相場環境が合っていると大きく上がることがあります。その一方で、流れが変わると大きく下がる場合もあります。
初心者は、過去の成績を見るときほど、投資対象や値動きの大きさもセットで確認しましょう。
- 直近の値上がりだけで判断しない
- テーマ型ファンドは値動きが大きい場合がある
- 過去の成績は将来を保証しない
- 上がった理由を理解できるか確認する
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注意点3:人気商品でも手数料は確認する
ランキング上位の商品でも、信託報酬などの手数料は必ず確認しましょう。
信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる手数料です。毎日少しずつ差し引かれるため、初心者には見えにくいコストです。
投資信託を長期で持つ場合、信託報酬の差は少しずつ積み重なります。
人気がある商品でも、同じような投資対象でもっと低コストの商品があるかもしれません。ランキングだけで決めず、似た商品同士で比較することが大切です。
- 信託報酬を確認する
- 購入時手数料があるか見る
- 信託財産留保額があるか見る
- 同じ投資対象の商品と比較する
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注意点4:投資対象を見ないとリスクがわからない
投資信託ランキングを見るときは、商品名だけでなく投資対象を確認しましょう。
投資対象とは、その投資信託が何に投資しているかという意味です。全世界株式、米国株式、日本株式、債券、新興国株式、REITなど、商品によって中身は異なります。
ランキング上位にあるから安定しているとは限りません。特定の地域や業種に集中している商品は、値動きが大きくなることがあります。
初心者は、買う前に「この投資信託は何に投資しているのか」を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。
- どの国や地域に投資しているか
- 株式中心か債券中心か
- 特定テーマに集中していないか
- 為替の影響を受けるか
- 長期で持てる内容か
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注意点5:似た商品を何本も買いやすい
ランキングを見ていると、上位の商品を複数買いたくなることがあります。
しかし、人気のインデックスファンドを何本も買っても、中身が似ている場合があります。
たとえば、全世界株式ファンドと米国株式ファンドを両方買うと、米国株の比率が思ったより高くなることがあります。
分散しているつもりでも、実際には同じような資産に偏っているケースがあるため、保有商品同士の中身の重なりを確認しましょう。
- 人気商品を複数買う
- 中身の重複を確認しない
- 本数が多いほど分散できると思い込む
- 管理が複雑になって見直しにくくなる
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初心者がランキングを見るときのチェックポイント
ランキングを見るときは、順位を見るだけでなく、なぜその商品が上位なのかを考えてみましょう。
買付件数が多いのか、直近の成績がよいのか、純資産総額が大きいのかによって、意味は変わります。
初心者は、ランキング上位の商品を候補に入れたうえで、投資対象、信託報酬、純資産総額、リスク、NISA対象かどうかを確認すると整理しやすくなります。
この確認をするだけでも、なんとなく人気だから買う失敗は避けやすくなります。
- 何のランキングか確認する
- 投資対象を確認する
- 信託報酬を見る
- 純資産総額を見る
- 値動きの大きさを確認する
- NISAで長期保有しやすいか考える
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よくある失敗は「みんなが買っているから」で決めること
投資信託ランキングでよくある失敗は、みんなが買っているから大丈夫だと思ってしまうことです。
多くの人が買っている商品でも、自分の投資目的やリスク許容度に合っていない場合があります。
たとえば、値動きが大きい商品を大きな金額で買ってしまうと、下落時に不安になって売ってしまうかもしれません。
投資信託は長期で続けることが大切です。人気よりも、自分が理解できるか、続けられるかを重視しましょう。
- 人気商品なら安心だと思う
- SNSで話題の商品に飛びつく
- ランキング上位を全部買う
- 下落時の対応を考えていない
- 自分の投資目的と合っているか確認しない
NISAでランキングを見るときの注意点
NISAで投資信託を選ぶときも、ランキングだけで決めるのは注意が必要です。
NISAは利益が非課税になる制度ですが、投資信託そのもののリスクがなくなるわけではありません。
ランキング上位の商品をNISAで買っても、相場が下がれば評価額は下がります。
NISAでは長期で運用する人が多いため、短期の成績よりも、長く持ち続けられる商品かどうかを重視しましょう。
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次にやること
投資信託ランキングを見たら、気になる商品をすぐ買うのではなく、候補としてメモして比較しましょう。
候補を3本ほど選び、投資対象、信託報酬、純資産総額、過去の値動き、NISA対象かどうかを並べて見ると判断しやすくなります。
また、今持っている投資信託がある場合は、中身が重複していないかも確認しましょう。
ランキングは便利な入口です。最後は、自分の目的、投資期間、続けやすい金額に合うかで選ぶことが大切です。
- 気になる商品を3本ほど候補にする
- 何のランキングか確認する
- 投資対象と手数料を比較する
- 純資産総額を確認する
- 自分の投資目的に合うか考える
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まとめ
投資信託のおすすめランキングは、商品を探すきっかけとしては便利です。
ただし、ランキング上位だからといって、自分に合う投資信託とは限りません。
初心者は、順位だけでなく、投資対象、信託報酬、純資産総額、リスク、NISAで長期保有しやすいかを確認しましょう。
ランキングは参考にしつつ、最後は自分が理解できて、無理なく続けられる商品を選ぶことが大切です。