成行注文と指値注文の違いは?初心者向けにわかりやすく解説

成行注文と指値注文の違いを初心者向けに解説。メリット・デメリット、使い分け方、株注文で失敗しやすいポイントをわかりやすくまとめています。
この記事でわかること
- ✔成行注文は成立しやすい一方で、約定価格を指定できない
- ✔指値注文は価格を指定できる一方で、条件に合わないと約定しない
- ✔価格を優先するなら指値注文、成立しやすさを優先するなら成行注文が向いている
- ✔注文前に買付余力・口座区分・市場・注文期限を確認する
- ✔出来無になった場合は、同じ注文を繰り返す前に条件を見直す
結論
成行注文は、価格を指定せずに注文する方法です。売買が成立しやすい一方で、想定外の価格で約定する可能性があります。
指値注文は、買いたい価格や売りたい価格を指定する方法です。価格をコントロールしやすい一方で、条件に合わないと約定しません。
初心者は、それぞれの特徴を理解したうえで、価格を優先するなら指値注文、成立しやすさを優先するなら成行注文と使い分けましょう。最初は指値注文で価格を確認しながら操作に慣れる方法もあります。
- 成行注文:成立しやすいが約定価格を指定できない
- 指値注文:価格を指定できるが成立しない場合がある
- 価格を優先するなら指値注文
- 成立しやすさを優先するなら成行注文
- 注文前に買付余力や口座区分も確認する
成行注文とは?
成行注文とは、価格を指定せずに「今買える価格」「今売れる価格」で注文する方法です。
売買が成立しやすいのが特徴ですが、実際にいくらで約定するかは注文時点では確定していません。
特に値動きが大きい銘柄や取引量が少ない銘柄では、注文画面で見た価格より高く買ったり、安く売ったりする可能性があります。
成行注文を使う場合は、現在値だけでなく、売買注文の状況や値動きの大きさも確認しましょう。
- 価格を指定しない
- 売買が成立しやすい
- 約定価格は注文時点で確定しない
- 値動きが大きい銘柄では注意が必要
- 取引量が少ない銘柄では価格がずれることがある
関連して読みたい記事
指値注文とは?
指値注文とは、「この価格以下なら買う」「この価格以上なら売る」というように、価格を指定して注文する方法です。
たとえば、1株150円以下なら買いたい場合は、150円で買い指値を出します。
指定した条件に合えば約定しますが、株価がその価格まで動かなければ注文は成立しません。
想定外の価格で買うリスクを抑えやすい一方で、買いたい銘柄を買えないまま注文期限を迎えることもあります。
- 買いたい価格や売りたい価格を指定できる
- 想定外の価格で約定しにくい
- 指定した価格に届かなければ成立しない
- 注文期限までに約定しない場合がある
- 価格を決めてから注文したい人に向いている
関連して読みたい記事
成行注文と指値注文の違い
成行注文と指値注文の大きな違いは、価格を指定するかどうかです。
成行注文は価格を指定しないため成立しやすい一方で、約定価格をコントロールしにくくなります。
指値注文は価格を指定できるため予算を管理しやすい一方で、条件に合わないと注文が成立しません。
どちらが常に正解というわけではなく、価格と成立しやすさのどちらを優先するかで使い分けます。
- 価格指定:成行注文はしない、指値注文はする
- 成立しやすさ:成行注文の方が高い
- 価格管理:指値注文の方がしやすい
- 約定しない可能性:指値注文の方が高い
- 想定外の価格になる可能性:成行注文の方が高い
成行注文のメリット・デメリット
成行注文のメリットは、売買が成立しやすいことです。
すぐに買いたい、すぐに売りたいときには使いやすい注文方法です。
ただし、価格を指定しないため、想定より高い価格で買ったり、想定より安い価格で売ったりする可能性があります。
相場が急変している場面や取引量が少ない銘柄では、約定価格が大きくずれる可能性もあります。
- メリット:売買が成立しやすい
- メリット:注文操作がシンプル
- メリット:すぐに売買したい場面で使いやすい
- デメリット:約定価格を指定できない
- デメリット:想定外の価格で成立する場合がある
指値注文のメリット・デメリット
指値注文のメリットは、自分が納得できる価格を決めて注文できることです。
「この価格なら買ってもよい」という基準を持てるため、予算を超えて買う失敗を防ぎやすくなります。
一方で、指定した価格まで株価が動かなければ、注文は成立しません。
価格を低く設定しすぎると、株価が上昇して買えないまま終わることもあります。
- メリット:価格を指定できる
- メリット:予算を管理しやすい
- メリット:想定外の価格で買いにくい
- デメリット:約定しないことがある
- デメリット:価格設定によっては買う機会を逃す
初心者はどちらを使うべき?
初心者だから必ず指値注文を使うべきというわけではありません。
買う価格を自分で決めたい場合は指値注文、多少価格が動いても注文を成立させたい場合は成行注文が向いています。
ただし、成行注文は値動きが大きい銘柄や取引量が少ない銘柄では、想定より高い価格で約定する可能性があります。
最初は指値注文で価格を確認しながら操作に慣れ、成行注文は値動きや売買注文の状況を確認できるようになってから使うと整理しやすいです。
- 価格を優先するなら指値注文
- 成立しやすさを優先するなら成行注文
- 値動きが大きい銘柄では成行注文に注意する
- 指値価格を低くしすぎると約定しない
- 注文前に現在値と注文条件を確認する
関連して読みたい記事
PTSや市場外取引では注文方法に注意
PTSなどの市場外取引では、通常市場とは注文ルールが異なる場合があります。
特に成行注文が使えない時間帯や、注文方法に制限がある場合があります。
通常市場と同じ感覚で成行注文を出すと、注文を受け付けてもらえなかったり、出来無になったりする可能性があります。
また、取引量が少ない時間帯は、指値注文を出しても相手の注文がなく、約定しないことがあります。
- PTSでは成行注文が制限される場合がある
- 取引時間が通常市場と異なる
- 取引量が少ない時間帯がある
- 通常市場と価格が異なる場合がある
- 注文前に市場設定を確認する
関連して読みたい記事
具体例:100株を買う場合
たとえば、現在値が1株1,000円の株を100株買いたいとします。
成行注文では、価格を指定せずに注文するため、成立しやすい一方で、実際の約定価格が1,000円より高くなる可能性があります。
指値注文では、「1株1,000円以下なら買う」など、買う価格を決めて注文できます。
株価が1,000円以下になれば約定する可能性がありますが、1,000円を上回ったままなら注文は成立しません。
- 成行注文:価格を指定せず、成立しやすさを優先する
- 指値注文:1株1,000円以下など条件を指定する
- 成行注文は約定価格が変わる可能性がある
- 指値注文は条件に合わないと買えない
- 100株分の買付余力が必要になる
関連して読みたい記事
よくある失敗
初心者がよくやりがちなのは、注文方法や入力内容を十分に確認せずに注文ボタンを押してしまうことです。
指値注文のつもりが成行注文になっていたり、指値価格や株数を間違えて入力したりするケースがあります。
また、NISAで買うつもりでも、注文画面で特定口座を選んでいると課税口座での注文になります。
注文前には、銘柄、株数、価格、口座区分、市場、注文期限を必ず確認しましょう。
- 成行注文で想定より高く買う
- 指値価格を間違える
- 株数を間違える
- NISA口座と課税口座を間違える
- 市場設定を確認しない
- 注文期限を見落とす
- 焦って同じ注文を繰り返す
注文前に確認すること
成行注文と指値注文のどちらを使う場合でも、注文前に銘柄、株数、価格、口座区分、市場、注文期限を確認しましょう。
買付余力が不足している場合は、注文を受け付けてもらえなかったり、注文画面でエラーが表示されたりすることがあります。
また、NISAで買うつもりでも、注文画面で特定口座が選ばれていると課税口座での注文になります。
初心者は注文ボタンを押す前に確認項目を固定しておくと、入力ミスや口座区分の間違いを減らしやすくなります。
- 銘柄と株数が合っているか
- 成行注文か指値注文か
- 指値価格を間違えていないか
- 買付余力が足りているか
- NISA口座か課税口座か
- 通常市場かPTSか
- 注文期限が合っているか
関連して読みたい記事
指値注文が約定しないときに確認すること
指値注文を出しても約定しない場合は、指定した価格と現在値が合っているかを確認しましょう。
買い指値を現在値より大幅に低く設定している場合、その価格まで下がらなければ注文は成立しません。
また、指定価格に到達しても、同じ価格で先に出されている注文が多い場合や、売買数量が少ない場合は約定しないことがあります。
注文期限が切れて出来無になった場合は、同じ注文を繰り返す前に価格や期限を見直しましょう。
- 指定価格が現在値から離れすぎていないか
- 注文期限が切れていないか
- 一部だけ約定していないか
- 取引量が少なくないか
- 市場設定が合っているか
関連して読みたい記事
まとめ
成行注文は、価格を指定せずに売買の成立しやすさを優先する注文方法です。
指値注文は、価格を指定して売買する注文方法です。価格を管理しやすい一方で、条件に合わなければ約定しません。
初心者は、価格を優先するなら指値注文、成立しやすさを優先するなら成行注文と考えると整理しやすくなります。
注文前には、買付余力、株数、価格、口座区分、市場、注文期限を確認しましょう。
注文が成立しなかった場合は、焦って再注文せず、指値価格や取引時間などの原因を確認することが大切です。